あなたこそが時代を開く

 

作・戸室和亮

 

 

Touch me 触れてみる?

Daisy 花開く?

Tell me 教えてよ

Hazy 私は誰?

 

Lazy 動けない

Lonely ひざ抱え

Crazy 狂いそう

Rainy 外は雨

 

0時 鳴り響く賛辞 聞き飽きそう

3時 あの鳥はまだ 鳴かない?

 

鳴かぬなら ホトトギス

鳴かせてみせましょう

 

Say! 1,2,3,4,5,6,7,8

時間が止まる

その手を求めて少女は唄う

1,2,3,4 黙って時代が鳴くのを

待っている

 

 

Ready もういいかい?

Maybe まだダメかい?

Hurry! いますぐに

Touch me! 触れてよ

 

10時 いつの間にかこんな時間だ

もうすぐ今日が終わる

 

二度と今日は来ない

その目で何を見た

 

Say! 1,2,3,4,5,6,7,8

陽だまりの中

助けを求めて少女は唄う

1,2,3,4 あなたは気づかないフリして

見てるだけ

 

 

Say! 1,2,3,4,5,6,7,8

時間が止まる

その手を求めて少女は唄う

1,2,3,4 黙って時代が鳴くのを

瞬き一つもせずに待っている

 

1,2,3,4,5,6,7,8

時間よ止まれ

この手を求めてあなたは唄う

1,2,3,4 数えて時代を鳴かせよう

その声で

 

 

 

 

 

 

ドッペルゲンガーに花束を

 

作・戸室和亮

 

 

私が見つめている 私を見つめてる

貫いたはずなのに 瞳は煌いている

 

 

この台詞が言えない

あなたも悔しいでしょ

代わりに言っておくれ

言いたいこと言いたい

 

誰の言葉なの? 誰のハートなの?

次のページに進めない私

 

花が開いた

僕は、小さな蒼い花

枯れる前に散ってゆく言の葉

言えたならどんな風に咲けるだろう

君の好きな花は どんな色

 

 

 

Ah...涙が流れない

あなたも切ないでしょ

代わりに泣いておくれ

泣けなくて泣きたい

 

風に揺れている 揺蕩う花びら

あなたは 蒼いもう一人の私

 

花が開いた

僕は、小さな蒼い花

枯れる前に散ってゆく言の葉

言えたならどんな風に咲けるだろう

君の好きな花 どんな香り

 

 

 

花が開いた

今、君のすぐ隣で

君は可憐に咲く紅い花

言えたなら寄り添い合えるかな

不思議そうな目で見つめないで

 

君に言いたかった台詞 忘れた

わかるのは 流れる鼓動だけ

あぁ、心だけが泣いている

二人の舞台に花束を―。